逆流性食道炎(胸焼け)の原因・予防・治療方法
逆流性食道炎の症状
食生活の変、喫煙・飲酒・肥満などの生活習慣やストレスなどにより起こる病気です。高齢になると食道下部括約部(しょくどうかぶかつやくぶ)の緩みで起こることが多いですが、
実は逆流性食道炎は若者にも多くみられます。
欧米では成人の40%が悩んでいるといいます。ただの胸焼けといっても、食道の炎症が慢性化すると食道ガンの原因ともなります。
- 胸焼け、みぞおちや上胸部痛などが起こる
- 食事中・後、横になったとき、前屈したときに喉や口に胃酸が逆流する
- 胸部違和感、不快感
- 喉の違和感、声のかすれ
- 腹部膨満感
- 嘔吐・多くは過度のおくび(げっぷ)を伴う。
逆流性食道炎の原因
- ストレス・過飲過食・喫煙・飲酒
- 食道下部括約筋の弛緩:喫煙や加齢による機能低下
- 食道裂孔ヘルニア
- 妊娠・肥満・便秘・運動による腹圧の上昇
- 消化不良
逆流性食道炎の予防
気をつけたい食べ物
胸焼けを起こしやすい食品を減らす→揚げ物や脂肪食・オレンジなどの柑橘類・食塩等・酒・たばこ・コーヒー・香辛料・炭酸飲料
積極的に摂りたい食べ物
牛乳、卵、大根、山芋、キャベツ、豆腐は逆流性食道炎に良い。
食後にガムを噛むのは有効。(唾液が弱アルカリ性なので胃酸を中和して症状を緩和する)
横になる時、就寝時
食べた後最低30分はごろんと横にならない。出来れば2時間は起きておく。どうしても横になりたいときは頭を上げた姿勢を取る。
寝るときに頭部が10-20CM程度高くなるようにクッションやタオルなどで工夫する。
横向きに寝る場合は、左を下にして寝るとよい。
生活習慣
肥満解消に努める。
食べ過ぎない。
ゆっくり食べる。
逆流性食道炎の治療
処方される薬
胃酸の分泌を強力に抑える目的で、プロトンポンプ阻害薬やH2ブロッカーが使われる。
市販薬
ガスター10
服用するととても良く効くが、改善しない場合は早めの診察を。